
「ホームページを持っているのに、問い合わせがほとんど来ない」。中小企業の経営者から最も多くいただく相談の一つです。問い合わせが来ない原因は一つではなく、いくつかの要因が複合的に絡んでいるケースがほとんどです。しかし、原因を正しく特定すれば、改善策は明確になります。
本記事では、ホームページから問い合わせが来ない原因を5つに分類し、それぞれの改善策を解説します。
問い合わせが来ない5つの原因
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あなたのホームページ、どこに問題がありそうですか?
原因は「アクセス不足」なのか「導線の問題」なのかで改善策がまったく異なります。30秒の無料診断で現状をチェックしてみてください。
| 原因 | 主な症状 | 確認方法 |
|---|---|---|
| ①アクセスがそもそも少ない | 月間ユーザー数が100人未満 | GA4のユーザー数を確認 |
| ②問い合わせへの導線がない | アクセスはあるがフォームへの遷移がゼロ | GA4でフォームページの閲覧数、Clarityでクリックヒートマップ |
| ③フォームで離脱している | フォームページは見られているが送信されない | GA4でフォームページの離脱率、Clarityのセッション録画 |
| ④信頼性が不足している | サービスページは見られるが次のアクションに進まない | サービスページのエンゲージメント時間と離脱率 |
| ⑤ターゲットがズレている | アクセスはあるが質が低い(直帰率80%以上) | Search Consoleで流入キーワードを確認 |
原因①:アクセスがそもそも少ない場合の改善策
月間ユーザー数が100人未満であれば、どれだけ導線やフォームを改善しても問い合わせ数は限られます。まずはサイトへの流入を増やす施策が必要です。
最も効果的なのは、見込み客が検索するキーワードに対応したコンテンツを作成するSEO施策です。ホームページで集客する方法で解説している通り、キーワード選定→コンテンツ作成→効果測定のサイクルを回すことで、検索からの流入を着実に増やせます。地域ビジネスであればMEO対策も並行して取り組んでください。
原因②:問い合わせへの導線がない場合の改善策
アクセスはあるのにフォームページがほとんど閲覧されていない場合は、サイト内の導線に問題があります。ユーザーが「次に何をすればいいか」がわからない状態です。
改善策として、すべての主要ページにCTA(行動喚起ボタン)を設置してください。記事ページの末尾、サービスページの中段と末尾、ヘッダーまたはフローティングバーに問い合わせへのリンクを配置します。CTAの文言は「お問い合わせ」よりも「無料で相談してみる」「まずは話を聞いてみる」のように心理的ハードルを下げる表現の方がクリック率が上がります。コンバージョンまでの導線設計を参考にしてください。
原因③:フォームで離脱している場合の改善策
フォームページまでは到達しているのに送信されない場合は、フォーム自体に問題があります。Microsoft Clarityのセッション録画でフォームページの行動を確認すると、ユーザーがどの入力欄で詰まっているかが特定できます。
フォーム改善の鉄則は「入力項目を最小限にすること」です。名前・メールアドレス・相談内容の3項目で十分です。会社名、電話番号、部署名、役職など項目が多いほど離脱率は上がります。どうしても追加情報が必要であれば、問い合わせ後のやり取りで確認する運用にしてください。また、入力途中でフォームが見えなくなる(ページが長すぎる)、エラーメッセージがわかりにくい、送信ボタンが目立たない、といったUI上の問題も確認してください。
原因④:信頼性が不足している場合の改善策
サービスページは見られているのに次のアクションに進まない場合は、ユーザーが「この会社に問い合わせて大丈夫か」と判断できる信頼材料が不足している可能性があります。
信頼性を高める要素として、実績・事例の掲載(具体的な数字を含める)、お客様の声やレビュー、代表者やチームの顔写真とプロフィール、資格・認定・受賞歴、メディア掲載実績、明確な料金体系(または料金の考え方)を追加してください。「誰が」「何をしてくれて」「いくらかかるのか」がわかるだけで、問い合わせのハードルは大幅に下がります。E-E-A-Tの考え方はGoogleの評価だけでなく、ユーザーの信頼獲得にも直結します。
原因⑤:ターゲットがズレている場合の改善策
アクセスは月間数百〜数千あるのに問い合わせがゼロという場合は、流入しているユーザーのニーズと自社サービスがマッチしていない可能性があります。Search Consoleで実際にどんなキーワードで流入しているかを確認してください。
たとえば、BtoB向けのWebコンサルティング会社なのに、流入キーワードが「ホームページ 無料 作り方」のような個人向け・無料志向のキーワードばかりであれば、ターゲットとなる見込み客が来ていません。キーワード戦略を見直し、自社のサービスを必要としているユーザーが検索するキーワードに対応したコンテンツを作成してください。CVは増えても売上が伸びないという問題も、このターゲットのズレが原因であるケースが多いです。
まとめ|原因を特定してから改善に着手する
ホームページから問い合わせが来ない原因は、アクセス不足、導線の問題、フォームの離脱、信頼性不足、ターゲットのズレの5つに分類できます。重要なのは、「何が原因か」を特定してから改善に着手することです。原因がアクセス不足なのにフォームを改善しても効果はありませんし、導線に問題があるのにSEOで流入を増やしても問い合わせは増えません。
GA4でアクセス数とCV率を確認し、Search Consoleで流入キーワードを分析し、Clarityでユーザーの行動を可視化する。この3ツールを使えば、原因の特定と改善の優先順位づけが可能です。
ホームページの問い合わせを増やしたい方へ
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よくある質問
Q1. ホームページから問い合わせが来ない最大の原因は何ですか?
最も多い原因は「アクセス不足」と「導線の欠如」の2つです。月間ユーザーが100人未満であればまずSEOで流入を増やす施策が必要です。アクセスがあるのに問い合わせが来ない場合は、CTAの配置や問い合わせフォームまでの導線を見直してください。
Q2. 問い合わせフォームの最適な入力項目数は?
3〜5項目が理想です。名前、メールアドレス、相談内容の3項目が最小構成です。項目数が増えるほど離脱率は上がります。会社名や電話番号は問い合わせ後のやり取りで確認する運用にした方が、フォームの送信完了率は高くなります。
Q3. アクセス数は何人くらいあれば問い合わせにつながりますか?
BtoBの中小企業サイトの場合、問い合わせ率(CVR)は一般的に0.5〜2%程度です。月間1,000ユーザーで月5〜20件の問い合わせが目安です。ただし、流入ユーザーの質(検索意図とサービスの一致度)と導線の設計によって大きく変動します。質の高い流入であればCVRは5%以上になることもあります。
Q4. 問い合わせが来ない原因の特定方法は?
3つのツールで特定できます。GA4で月間アクセス数とフォームページの閲覧数を確認(アクセス不足か導線の問題か)。Search Consoleで流入キーワードを確認(ターゲットのズレがないか)。Microsoft Clarityのヒートマップとセッション録画で実際のユーザー行動を確認(導線・フォームの問題を可視化)。
Q5. 改善すればすぐに問い合わせは増えますか?
改善内容によります。CTA配置やフォーム改善は実施後1〜2週間で効果が表れます。SEOによるアクセス増加施策は3〜6ヶ月かかります。即効性が必要な場合は、CV導線の改善(即効性あり)とSEO施策(中長期)を同時に進めるのが効果的です。
Q6. 問い合わせを増やすのに費用はかかりますか?
CTAの文言変更やフォームの入力項目削減など、自社で対応できる改善であれば費用はかかりません。サイト構造の改修やSEOコンテンツの制作を外注する場合は、月5万〜30万円が目安です。まずは費用のかからない改善(CTA配置、フォーム項目の削減、電話番号の目立つ配置)から着手し、効果を確認した上で投資範囲を広げてください。
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