よくある悩み「CVは取れているのに売上が伸びない」
WEB集客の成果指標として、まず最初に注目されるのが「CV(コンバージョン)」です。CVが増えれば成果が出ている――そう考えがちですが、実際には「CV数は増えているのに、売上がまったく変わらない…」という現象に直面する企業も少なくありません。
中小企業やスタートアップにとって、限られた予算とリソースで成果を出すには、「売上につながるCV」を獲得する視点が欠かせません。本記事では、その「CV数と売上のギャップ」がなぜ起こるのかを掘り下げ、改善のための実践的なポイントを解説します。
CV数と売上が比例しない理由とは?
CV(コンバージョン)は、問い合わせ・資料請求・見積もり依頼など、WEBサイトのゴールとして設定されるアクションです。しかし、CVの「数」が増えても、「質」が伴わなければ売上にはつながりません。
このギャップは、次のような理由で発生します。
- CVの内容が曖昧(問合せの大半が情報収集レベル)
- 購入や契約につながらない属性の流入が多い
- ターゲットと訴求内容がズレている
- 営業やナーチャリングが十分に機能していない
つまり、「誰が、なぜCVしたのか?」という視点が欠けていると、CV数の増加=売上増加にはならないのです。
CVの“中身”を見極める:属性別分析の重要性
「CV=成果」と捉える前に、そのCVがどんな人によるもので、どのような意図で行われたのかを分析することが重要です。
主な分析視点
- 企業属性(業種・規模・所在地など)
- 自社のターゲットに合致しているか?
- 小規模・個人事業中心のCVばかりになっていないか?
- 担当者の役職・意思決定権
- 決裁権のない担当者が情報収集目的でCVしていないか?
- CV前の行動履歴
- どのページを見て、どのくらい滞在したか?
- LPに一瞬だけ来てCVしていないか?
これらの分析は、Google Analytics 4やCRMと連携した分析基盤があると、より精緻に可視化できます。
売上直結CVを増やすターゲット設計とは?
売上に貢献するCVを増やすためには、「誰にCVしてほしいか」を明確にすることが必要です。
ターゲット再設計のポイント
- ペルソナの見直し
- 現状の「売上に貢献している顧客像」をもとに、理想のCV対象を定義
- コンテンツの見直し
- 上記ペルソナが「欲しい」と思う情報を中心に設計
- チャネルごとの流入設計
- SNSや広告など、流入元ごとにターゲットの温度感を想定し、メッセージを最適化
このように、単に流入を増やすのではなく、「目的のあるユーザー」を集める設計に切り替える必要があります。
「期待値ギャップ」を埋めるフォームとアプローチの見直し
売上に結びつかないCVが多い原因のひとつに、「CV後の期待値ギャップ」があります。
たとえば、「まずは資料だけほしい」というユーザーに対し、「すぐに商談を進めようとする」など、企業側のアプローチがミスマッチだと、商談化率は下がってしまいます。
対応策の一例
- フォームに目的選択項目を追加
- 「すぐに相談したい」「情報収集中」などの項目でCVの温度感を把握
- CV後のアプローチをパターン分け
- 高温ユーザー:即時営業対応
- 低温ユーザー:ホワイトペーパーやメルマガでナーチャリング
- フォーム項目の最適化
- 長すぎるフォームは、そもそも有望なリードを取りこぼす原因に
このように、CVの温度感を見極め、対応フローを整備することで、商談率を大きく改善できます。
成果につながるCVに変えるために必要な「視点」と「行動」
CVと売上のギャップを埋めるためには、以下の3点を意識した取り組みが必要です。
- CV数だけでなく、「誰からのCVか」を分析する
- 理想のCV像から逆算したターゲティング・導線設計を行う
- CV後の育成設計を整備し、商談率・LTVを最大化する
CVが多いのに成果が出ない状況に悩んでいる企業ほど、「CVの質」と「育成導線」の設計を怠っているケースが目立ちます。
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